フランスパンには硬水

フランスパンは酵母・粉・水・塩のシンプルな材料で作ります。だけど作り方は簡単ではありません。

香ばしいパリパリの皮(クラスト)と、もっちりした中身(クラム)の対比が特徴のフランスパンはとっても魅力的です。

作りたいと思ってもある程度のパン作りの経験があって粉の扱いに慣れてないと難しいものです。

フランスパンはグルテンを生成するたんぱく質が少ない準強力粉を使って焼きますが、材料の水を硬水を使うか軟水を使うかで、生地の感じが大きく変わってきます。軟水を使うとまとまりが悪くべたついて、弾力がある生地が作りにくいため焼いた時の膨らみも悪くなります。

硬水は軟水に比べてマグネシウムとカルシウムの含有量が多いため、生地をこねると硬くしまって加水が多いハードパンでもグルテンをしっかり作りガスを保持してくれます。

しかし、日本の水道水は軟水で、柔らかい伸びのあるふわふわのパン作りに適しており、フランスパン向きではありません。

フランスパンを作るときは、エビアンやヴィッテルといった硬水を使いましょう。

魅力的なフランスパン作りにチャレンジしてみませんか?

投稿者プロフィール

みのり
福岡県出身。親の介護のために滋賀県に移住。社労士業を営む傍ら、パン教室の講師を始めました。楽健寺酵母を知ってもらい、ひとりでも多くの人においしいパンを食べてもらいたいと思い、一念発起しました。60代から始める新しい取り組みを応援してください。

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